DeckDeDungeon

 最近巷で噂の【デッキ構築型ダンジョンRPG】、DeckDeDungeonの攻略記事。執筆時バージョン1.1.1。

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 この記事は、DeckDeDungeonを既にプレイしているが、イマイチ感覚が掴めずに上手く攻略が出来ない人向けの、サクサクっと100Fまで到達する為の記事となっている。
 未プレイの人は取り敢えず一度遊んでみて、どのようなゲームなのかを体感してみて欲しい。ドミニオンを始めとするデッキ構築型のゲームが好きな人はきっと気に入る筈だ。

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 DeckDeDungeonはデッキ構築型ダンジョンRPGであるが、他のデッキ構築型ゲームと比べて大きな差が1つある。それは、デッキに追加出来るカードに非常に大きな制限がある点だ。プレイヤーはモンスターを倒したタイミングで6枚のカードからデッキに加えるカードを選択するが、この6枚は(ある程度のモンスター・階数に依る変化はあるかも知れないが)完全にランダムに提示される。*1だが、このゲームにはある程度狙ったカードを手に入れる方法が2つ用意されている。それが前準備捕獲である。

 プレイヤーはダンジョンに入る前に、キャラクター(初期デッキと同義)と追加カードを選択できる。これが1つ目の確実なカード入手手段となるわけだが、今回の攻略では初期デッキに剣士を、そして追加カードに捕獲を選択する。

 捕獲というカードは、モンスターを倒すターンに使用しておくことでモンスターに対応したカードが必ず入手出来るというもので、カードの入手が不確実なこのゲームに於いて非常に強力な効果を発揮する。その分購入コストは50と少々高くつくが、コスト0の初期デッキで数回ダンジョンに行けば貯まらない額では無い筈だ。

 初期デッキに剣士を選ぶのは攻撃を物理一本に絞るため。このゲームでは物理の方が火力が伸ばしやすく、上手く伸ばせれば敵の防御力が問題にならない程度には強くなる。また軸を絞ったほうが考える事が減ってブレづらいのである。

 準備は以上なので、早速ダンジョンの攻略に移ろう。ダンジョンでは基本的に、ボスとボスの合間に手札とデッキを調整し、ボスを粉砕してあわよくば捕獲してやろうという方針となる。色々なデッキの組み方があるだろうが、ベースはこれの繰り返しである。

 そういう訳で1〜9Fで調整した手札でトレントをサクッと捕獲する。

 得られるのはデッキに入ってるだけでガード2倍の深緑の盾。これのお陰で1周する度にガードがぐんぐん伸びる。またついでに天使の法衣も入手。こんな序盤で手に入ったのは幸運である。

 カードの選択は、基本的にコンボパーツ≧装備品>使い捨て>その他というような具合で行っている。装備品はアタックの上がるものが優先度が高い。また、序盤はアクションの優先度がやや高くなる。特にアタックとガード及びヒールを同時に行える物は幾つか確保しておきたい。序盤にデッキを圧縮する系統のカードが取れていない限りアクションは絶対数が不足しがちになるため、困ったらアタックの複合品を取ってしまっても良い。また、使い捨ての優先度がやや高いのは使ってしまえば消滅するため、デッキのスロットを圧迫し辛いためである。また、トーチはいくらあっても困らない優秀なカードであるため大量に取っており、イベントカードは強制発動故の扱いづらさが目立ち、今回は1枚も取っていない。

 20Fでミノタウロスを屠殺するついでにベノムストライクを入手。毒はダメージソースになる他捕獲を確実にするためのキルターンの調整に非常に有用*2なのだが、中でもアタック分が直接毒の数値になるベノムストライクは頭ひとつ抜けて優秀である。

 また、ミノタウロスの捕獲によりミノタウロスの斧を入手。これこそが物理火力の要であり、これがあるのと無いのでは攻略難度に大きな差が出る。これの入手が容易になるのも、捕獲持ち込みの大きな理由の1つだ。

 30Fで出現するレイスは、1マジックにつき1ヒールになるゴーストワンドを落とすが、今回の攻略ではそれほど重要でない。

 そして34Fで、今回のデッキの軸となる達人道着系の1枚、拳法着を入手。この系統に於ける扱いやすさは達人道着>型の修練>拳法着であるため少々微妙な所ではあるものの、デッキの整理に着手。途中の40Fでゴーレムくん撲殺。転倒に注意する必要はあるが、物理貫通も十分狙えるし、毒殺なら瞬殺である。捕獲品であるゴーレムハンドも別に必要でない。

 そして拳法着の実用化に四苦八苦していたら46Fで達人道着登場。デッキの整理し直しを決断。
 このデッキの整理というのが達人道着の肝となるところで、要は手札に来て欲しくない装備品などの不要牌を全てバックステップで捨て札に送り込み、デッキの中身を有効牌のみにしてしまうのである。この有効牌のみにする作業の難易度が、拳法着>>>型の修練>達人道着であるため先述のような扱いやすさの順序となる。

 デッキの中身を有効牌(とトーチ)のみにしてやれば、後は毎ターン最大火力を叩きつけるのみである。新たに入ってきた不要牌は定期的にバックステップで処理してやれば、デッキの純度が損なわれる事も無い。この時注意すべきは、転倒・腐食といった此方のカードを破棄(達人道着使用中は転倒も全破棄と同義)してくる攻撃を受けないことや、デッキシャッフル系のカードを入手しないこと(エニグマをうっかり捕獲する等)、そしてバックステップによる誤破棄をしない事である。デッキの中身はアクション1〜2枚までに絞り、火力アップや毒・スタン等の強力なものを詰め込もう。

 50Fの魔王の尖兵は出血を食らうと厄介なのでなるべく一撃で倒しきりたい。捕獲でヒール2倍のヒーリングシールドを得られる。

 60Fのタイタンは十分火力が足りている筈なので苦もなく倒せる筈。最悪毒を入れればターンが長いためかなり大きなダメージを狙える。捕獲でHP3倍のタイタニックメイル。

 70Fにもなるとデッキの整理も済み、少数精鋭で回す事で毎ターン画像のような手札を叩き付けられる。尚このデッキ16枚の中身の半分以上がトーチである。概ね毎ターンある程度の火力に加えガードとスタンが発動出来ていれば通常登場するモンスターに困らされる事は無いだろう。

 呪樹の捕獲品はデッキ内に入れておくだけでマジック1になるウィザードロッド。捨て札に送り込んでおくだけで何も使わずともマジックが飛び実際便利。マジックに+2スタンしたりするカードが単体で使えるのはかなり有用である。

 80Fではデッキ内でアタック1になるドラゴンランスをくれるドラゴンゾンビ戦。ドラゴンランスが手に入ってしまえば、デッキ内のアクションはガード+ヒールを含む1枚でOKだ。ここまでは保険の意味も含めて2枚で回していた。

 90Fの魔法妃の捕獲品は手札にあればマジック3倍のクイーンワンド。今回の攻略には使用しないので捨て札に送り込んでしまおう。

  そして満を持して100F。魔王は最短行動が2なのでスタンを入れれば少なくとも3回殴れる。ちゃんとした火力を搭載していれば必ず倒しきれる筈だ。

 魔王を捕獲できれば、手札にあれば全アクションになる魔王の衣が手に入る。そして何事もなかったかのように101Fが(Liteでなければ)始まるのである。敵のステータスも大幅に上昇しているものの、此方も強くてニューゲーム状態なので、そのまま攻略を続けられるだろう。

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 以上が簡単な攻略である。如何だっただろうか。量が膨大になりかねない為、細かいところは大幅に割愛させて貰っているが、大筋は伝わったのではないかと思う。上記の方法でデッキを強化していけば、召喚ボスの攻略も可能だろう。

 最終的にはこんな具合になる。今回は達人道着を軸とした構築を紹介したが、他にも様々なカードがあり多種多様な構築があるので、慣れたら是非色々と試してみて欲しい。

*1:固有ドロップも存在する。

*2:モンスターは毒で致死ダメージを受けてもHPが1残る。